Break through! するっと壁を打ち破る

IMG_9789

今日は記念すべき一日となりました。

先日スコット・ジュレクのことをこのブログに書いてから、自分の中でまた走るということに対する熱が高まってきてしまい、とうとう先日皇居まで走りに行ってきました。(写真はその時のもの)お堀の周りのあの凛とした澄み渡ったエネルギーは素晴らしく、武者震いをする思いでした。

昨年の夏前から走り始め(人生初のランニング!始めは歩くくらいの速さから始まりました。その時の様子はこちらこちらも)、その後いつの間にか習慣化して、今では走らない日が続くとちょっと気持ち悪くなってきます。何かやらないといけないことを先延ばしにしていて、ずっと気になっているあの感じに似ています。自分でも未だに信じられないことですが、そろそろ走ることや運動が生活の一部になりつつあるのかなと思っています。

話を戻しますが、なぜ今日が記念すべき日になったかというと、10キロを息を切らすことなく、脚も痛くならずに楽々と走ってしまったのです!今日は10キロ走るぞ!と気合を入れて走っていたわけではなく、何となく調子がいいのでもう少し行ってみようか?なんてところから始まりました。

最近はすぐ速く走り始めてしまって、5−6キロくらいまではかなり速いペースで走れるのですが、その後バテてしまうのです。速く走るのではなく、距離を走るにはと先輩ランナーからアドバイスをいただいたところ、「長く走るにはゆっくり走ったらいいよ」と教えていただき、最近はゆっくりと走り始めるようにしていました。

今日もちょっと遅いかなあと思いながらゆっくりと走っていたのですが、いつもそろそろ疲れてくるなあという場所にきても全然疲れていないのです。また、今日は雨が降りそうだったので、フードを被り走っていると、意識がいつも以上に内側に向いていて、集中力がとても高まっていました。そんな相乗効果もあり、いつもより距離を延ばして、あちらこちらに寄り道をしながら走っていたら…あっという間に10キロ過ぎていました。息も切れず、集中力もいい感じで、脚も痛くならず、です。自分でも信じられない感じでした。(*初心者ランナーな私にとっては10キロはすごい距離です、笑)

そして気づいたのは、容易さ、楽さ(力むのではなく)の力でした。

無理に何かを成し遂げよう!と頑張りすぎるのではなく、自分の楽に走れるところで続けていくこと。それによって思いもよらなかった結果がでてくるということ。それも全然負担を感じず、気づくと達成している、何かがもう既に変化してしまっている、そんな力。

マッサージの時と同じだなあなんて思いました。クラス中によく皆さんにお伝えすることと同じですね。自分がリラックスして楽な姿勢で、重力を使って受け手と関わること。何かをしようと力んで(指や腕や肩に力を入れすぎると)ストロークをすると、とても固いものになってしまって、相手の体へすっと入っていきません。お互いに反発している感じ。特にディープボディワークなどをしているとその辺りは顕著に出てしまいます。ぐいぐいと無理強いして押されると受け手もただ痛くて開きようがありません。相手が容易に見つめていける、そんな圧をお互いに対話をしながら、探りながらゆっくりと関わっていくと、思わぬものが現れてきます。

そうそう、いつも言っている「楽に」「力をいれずに」でした。

そこから始まる可能性、それ自体が持っている大きなパワーを今日は身をもって教わったような気がします。

だから好きなんです、走ること。

 

スコット・ジュレク

IMG_9378

先日(1ヶ月も前になってしまう!)、スコット・ジュレクの講演会に行ってきた。たまたまその日の朝、何気にinstagramを見ていたら彼が皇居を走っている写真がアップされていて、その夜に渋谷でトークショーを行うと知ったのだ。すごく運が良かった。

彼を知ったのは、去年走り始めた頃。少し面白くなってきた私は『BORN TO RUN〜走るために生まれた』という本に出会った。この本は「どうして走ると足はいたむのか」という筆者の疑問からメキシコ北部の渓谷に住む走る部族タラウマラとの出会い、そして古代から人間は走り続けてきたという文化人類学的なテーマを織り交ぜながら書かれたニューヨークタイムズのベストセラーにもなったノンフィクションの本で、スコット・ジュレクはその中でアメリカ人ランナーとして紹介されている。この本、読み進めれば進めるほどその世界にのめり込み、距離を走ることにあまり興味を持っていなかった私が、すっかり走ることに嵌ってしまったきっかけになった本だ。人として生まれたからには走らずにはいられない!!そんな人間としての本能に訴えかけてくるこの本に影響された私は、まだ走り始めで脚にしっかりと筋肉がついていなかったのに毎日狂ったように走り続け、脚を腫らせながら、それでも走っていたのを覚えている(苦笑)。「人は年をとるから走るのをやめるのではない、走るのをやめるから年をとるのだ」この言葉はそのときの私に響いた。

その本で紹介されていたスコット・ジュレク、彼は伝説であるウエスタンステーツ・エンデュランスランを7連覇、灼熱のデスヴァレーを走るバッドウォーター・ウルトラマラソンを2度優勝し、今年7月にはアメリカの14州にまたがる3,522キロのアパラチアントレイル(長距離自然歩道)を46日8時間7分で走破し、世界新記録を打ち立てたウルトラマラソン界のレジェンドである。

彼の著書に『EAT&RUN』があり、この本にもとても影響受けた。この本はウルトラマラソン界のレジェンドである彼の半生が書かれたもので、どうして彼は走るようになったのか、なぜ走るのか、走り続けるのかという、人生の道を追い求めている彼の姿が描かれていて、多くの悩みや葛藤を抱えながら、果敢にレースにチャレンジし、それを成し遂げ成長していく姿は読んでいる私たちに希望を与えます。彼はヴィーガン(完全菜食主義者)でもあり、この本を読み始めてから数ヶ月は完全ヴィーガンにしていたこともありました。

***

今回の講演会は今年7月のアパラチアントレイル(長距離自然歩道)での世界新記録を打ち立てたことについてのもの。このアパラチアントレイル、日本の北海道の択捉島の最北から沖縄の与那国島までの距離、3300kmよりも長い。また累積標高差が約150kmもあるという世界一過酷と呼ばれるトレイルだ。

彼は1日80キロ以上走り、平均睡眠時間は4-5時間、最終日は1時間の睡眠で臨んだという。もう余りの数字の羅列に想像がついていかない…それもその状態が46日間‼︎

講演の始めに彼がこのトレイルを走っている非公開ショートフィルムを見せてもらった。その中の彼は、始めは少しふっくらしている印象だったが、トレイルが終盤に近づくにつれ、頬は痩せこけ、身体もどんどん絞られていって、画面からも彼の感覚が日に日に研ぎ澄まされていく様子が感じられた。また、今回はSNSなどで随時状況をレポートしていたため、たくさんのファンが彼と一緒になって走っていた。痩せた彼とその群衆が走るその姿は、なぜだかキリストを連想させた。(宗教的な意味はないけれど、何か神々しさを感じたのだと思う)

(余談だが、何とこのフィルム、あのジェームズ・キャメロン(タイタニックやアバターの監督)が一部同行し撮影したそうで、今後映画になるかもしれないという話!上映されたら是非見てみたい!)

彼の話で興味深かったのは、トレイルが始まって1週間後に膝を負傷し、2日間だけ走るのをやめてトレイルを歩いたら、よくなったという話。『EAT&RUN』か何かのインタヴューの中で「ヴィーガンに変えてから血圧やコレステロール値がとてもよくなった。それに、菜食のおかげで何キロ走っても炎症が起こらなくなって、捻挫したり、怪我したりしても、自然治癒力が高めているので、直ぐ治ります。」というようなことを言っていたけれど、この回復力は想像を絶する。きっと私だったら、数メートルも歩けないにちがいない。恐るべし、スコット。

また私の関心を特に引いたのは、強靭な精神力を持っている彼でさえ、走っている途中で感情のアップダウンがあったということ。「もうやめたい」「どうしてこれをやることにしたんだろう」そんな思考が出てきても、目の前にあることに意識を向け、次のトレイルの入り口まで、サポートの人がいる場所まで…と小さな目標を掲げて走ったそうだ。

大きな目標を立てると、そのあまりの大きさに圧倒されて足も手も出なくなることがある、そんな時は今できること、小さな目標から少しずつ取り掛かること。そんなことをよく言われる。あの彼でさえ、そうやって小さなことをコツコツと積み重ねゴールに向かって偉業を成し遂げた。実際に最後ゴールするまで記録を達成できるかどうかもわからなかったと言っていた。そんな彼の言葉にとても親しみを感じ、同時に勇気をもらった。(実際大きな目標を成し遂げた人というのは、そういった小さなことをきっちりやるかどうかなんだろうな…)

そして最後にこころに残った彼の言葉。

「私たちは自分が思っているより強い」

今までに何度も何度も想像を絶するチャレンジを成し遂げた彼から発されるその言葉。私たち人間の限界を超えていく体験をした彼からの言葉。人間としての私たちの可能性を感じた瞬間だった。

IMG_9382

 

『BORN TO RUN〜走るために生まれた』クリストファー・マクドゥーガル
『EAT & RUN 100マイルを走る僕の旅』 スコット・ジュレク

スコット・ジュレクのウェブサイト

お客様からのご感想

IMG_9518

先日素敵なご感想をお客様から頂きました。このお客様はとても頻繁にエサレン®マッサージを受けてくださっている方です。今回のご感想を読ませていただきながら、私の胸もすーっと静かになり、私自身の深い部分へと触れられたような感じがしました。感覚で起こったことを言葉で表現することは難しいけれど、このように表現していただくことで、他の人にもその体験が波紋のように伝わっていくのだなあと思いました。(まだエサレンの波が続いているようです…)

書いてくださったKさま、ありがとうございます!

〜☆〜

美香さん、こんにちは。先日はセッションして頂きありがとうございました。

あの後、西宮ガーデンズに行く予定でしたが、外の空気に触れ、景色を見た途端、また涙が込み上げてげてきて、“ガーデンズに行く時ではない”と感じ、帰宅してゆっくり過ごしていました。

私の全身からくるもの・・・それは“私の魂”のメッセージなのですね。

私がお腹の中にいる時からずっと共にしてきた魂・いのちだと自覚しました。

その存在を自覚したことは、何回かあるのですが・・

今は、いつでも、どこでも、静かに自分を整えるとその魂を感じることができます。

今日は、お掃除をしながら、ふと自分への感謝の気持ちが湧いてきました

“生まれてきてくれてありがとう”

“私が私でいてくれてありがとう”と…

 何だか…何を書いたらいいか、言葉が出てきません。

でも、私のこころと身体は愛で満たされ、感動に満ち溢れているようです。

ありがとうございました。

 

New beginning !

IMG_6440

先日から少しずつ取り掛かり始めた新しいBODY UNIVERSALのウェブサイト。やっと完成しました!
長い間あまり大きな変更を加えず使っていたのですが、最近iPhoneやiPadなどでもアクセスしていただくことが多いので、皆様にもう少し見やすいものを作らなくてはと思っていたのです。

思い立ったのはよかったのですが、ここ数年で色々なネット環境の変化もあり、システムも色々と変わっていました。私も色々と忘れていた操作などもあり、浦島太郎になった気分で取り掛かりました。時代の移り変わりの早さに完璧について行っていない自分を感じながら、取り組んでみました。

何かを始めから作り直すという作業は、何かまた再び自分やサロンを見直す作業になり、「面倒で、できたらしたくないこと」「目をちょと背けていたいこと」と感じながらも新しいものを作り出す楽しさもあり、背反する気持ちに色々と心が揺れ動きながらも作業をしていました。

また写真を探したり選んだりする過程の中で、この仕事を始めてから出会った先生方、仲間たち、そしてワークショップやセッションに来てくださった方々のことを思い出す機会にもなりました。実はその作業が結構楽しくて「ああ、こんなこともあった。こんな場所にも行った!」と作業が進まず、横道にそれることがありましたが(笑)、自分の中では過去を振り返るとてもいい機会になったと思います。
それと同時に今まで色々な形で私のボディワークの人生に関わってくださった皆さんのおかげで、今の私が作られ、そして何とか続けていけてるのだなあと思いました。本当皆さんありがとうございます!

そして、ウェブを新しくすると同時にブログも新しく変えてしまおうということで、exblog(昔のブログ:エサレンボディワーカーMikaの日記)からこちらのwordpressに変更してみました。まだ分かっていない機能もありますが(笑)、これからは頻繁にアップしていこうと思っています。どうぞこれからもよろしくお願いします!